ライクキッズ

スペシャルインタビュー

子どもたちの「できた!」が原動力。新卒保育士が目指す、頼られ、共に育ち合う「にじいろ保育園」の温かい輪

ライクキッズ株式会社 2025年入社(2025年時点)
津村 凛果さん

にじいろ保育園の保育士として、子どもたちの成長をすぐそばで見守る日々を過ごす津村凛果(つむら りんか)先生。2025年3月に新卒としてライクキッズ株式会社に入社し、にじいろ保育園海岸三丁目で働き始めたばかりの1年目です。
故郷の青森を離れ、夢を追って上京した津村先生は、戸惑いながらも、園の温かい雰囲気と、何より子どもたちの笑顔と成長に支えられ、保育士としての確かな一歩を踏み出しています。

津村先生の熱意と愛情に満ちた言葉の数々から、子どもたち、保護者様、そして共に働く仲間との間に築かれる、ライクキッズが大切にする「第二のわが家」の実現に向けた日々の奮闘と喜びをご紹介します。


保育士への道のり:ピアノと製作から繋がった夢

故郷・青森から保育の道へ

津村先生は青森県八戸市の出身。高校から短大に至るまで、一貫して保育の専門教育を受けてきました。その選択の背景には、「自分の好きなことを活かしたい」という強い想いがありました。
「普通科よりも、何か他の人とは違うことを学べる科の方がいいなと思ったんです。小さい頃からピアノを習っていたので、『ピアノを活かせるのは何だろう?』って考えたら、保育がいいかもなって。高校の授業にもピアノがあったり、製作も好きだったので、じゃあ保育科に入ろうと思いました。」

高校3年間、短大2年間と、合計5年間をかけて保育の知識と技術を学んだ津村先生ですが、実は一度、別の道も考えたことがありました。
「高校が福祉科も併設していたので、介護士の資格についても学べたんです。中学校の職場体験で老人ホームに行ったことがあって、その時も『介護もいいな』と思った時期がありました。」

それでも最終的に保育士の道を選んだのは、子どもの存在と、そこから得られるやりがいに魅力を感じたから。
「やはり、子どもたちの成長を見れた時に、すごく嬉しいなって思えて。『楽しい』と思えたから、保育士を選びました。子どもの成長を一番近くで見届けられたら、と思いました。」

故郷・青森から保育の道へ

地元を離れ、東京で保育士になることを決意した津村先生。その背景には、ご両親からの後押しがありました。
「『八戸と東京では、経験できることが全然違うから、いろんな経験ができる東京に行くといいんじゃないか』と親が言ってくれて。私自身も東京に興味があったし、『楽しそうだな』っていう気持ちもあって、上京しようと決めました。」

上京し、就職活動を行う中で、保育園選びには迷いがあったと言います。
「初めての東京で、『どこがいいんだろう』って、もう迷いに迷って。色々な園を見学して、面接を受けました。」

その中で、ライクキッズが運営するにじいろ保育園を選んだ決め手は、まさに「個性を活かす」という方針と環境でした。
「『自分の好きなことを活かせる保育ができる』っていうのが、すごくいいなと思ったんです。得意なことは得意な先生がやって、お互いに補い合える環境。私自身は運動が苦手ですが、ピアノや製作は好きなので、『子どもたちに教えられるな』と思って。そこに魅力を感じて、ライクキッズに入社を決めました」

子どもたちの成長がくれる「嬉しい」と「感動」

1歳児クラスで感じる日々の喜び

現在、1歳児クラスの担任として子どもたちと向き合う津村先生。1歳児は、言葉が出始め、身体能力が著しく向上する、成長著しい時期です。津村先生は、その変化を間近で見られることに大きな喜びを感じています。

「朝、登園して子どもたちを受け入れて、日中は色々な活動を一緒にしたり、食事の介助をしたり、お昼寝を見守ったり。子どもたちが帰るまで一緒に遊んでいます。」

特に感動するのは、コミュニケーションが取れるようになった瞬間です。
「本当に4月は言葉が全然出なかった子たちが、最近になって『先生』とか、『りんか先生』って、私の名前を呼んでくれるようになったんです。名前を呼ばれると、『わあ、嬉しいな』ってすごく思います。」

できなかったことができるようになる瞬間に立ち会えることも、大きな感動の源です。
「最初は全然できなかったズボンを履くとかも、『あれ、できるようになってる』とか。言葉が出た時や、できなかったことができるようになった瞬間を見ると、『すごーい!』ってすごく感動します。」

また、子どもたちの成長に伴って、子どもたちとの間に信頼関係が築けていると感じる瞬間も、さらに喜びが深くなります。
「自分の気持ちを話してくれたり、困った時に私を頼って助けを求めてくれると、『信頼関係があるからかな』と思えて、それがとても嬉しいです。」

成長と共に尽きない「悩み」と「試行錯誤」

喜びの一方で、言葉を十分に話せない1歳児との関わりは、難しさも伴います。

「子どもの考えていることが分からなかったり、何を伝えたいのかを理解できなかったりすると、『難しいな』と感じます。『この時どうしたらよかったんだろう』とか、『どう声かけたらいいんだろう』とか、『どうやったらこれはできるようになっていくのか』など、保育のことについては日々、悩むことが本当にいっぱいです。」

その難しい状況に対し、津村先生は粘り強く試行錯誤を続けています。
「何を求めているのか分からない時は、とりあえず色々なパターンを試すようにしています。色々な言葉をかけて、『これじゃない、これじゃない、これだ!』って。それが分からなくても、先輩に相談するなどして、答えを探しています。」

「第二のわが家」を築く親御さんとの繋がり

毎日の細やかな情報共有が安心を生む

ライクキッズが目指すのは、「まるで実家にいる親や兄弟姉妹にわが子を預けられるような」「第二のわが家」となる保育園です。この想いは、津村先生の日々の保護者様対応に強く表れています。

「連絡帳でその子の様子を細かく書いて、帰りの時間にも付け足しで色々お話ししたりしています。」

特に途中入園の子どもの保護者様は、不安を抱えていることが多いと感じています。
「途中から入ってくる子は、お母さんたちが特に心配されているので、その分、細かく、たくさんの様子を伝えるようにしています。」

こうした細やかな情報共有は、保護者様の不安を安心に変える力を持っています。
「最初、不安そうだったお母さんが、細かくお話しすることで、『あ、よかった』って笑顔になってくれたり、『そんな一面もあるんですか』と笑ってくれたりします。」

ある保護者様からは、心に残る感謝の言葉をもらいました。
「保護者様の方から、『先生が細かく書いてくれるおかげで、その子の様子がいつも分かります。ありがとうございます』と言われた時は、『ああ、よかったな』って、すごく嬉しかったです。毎日書くのは大変ですけど、本当に子どもたちが可愛いから、その大変なことも頑張って続けられます」

親御さんとの間で、子どもについての情報を分かち合い、信頼を深めていく津村先生の姿は、「子育てに迷ったら、いつでもなんでも相談できる」「子どもと親と保育士。この三者の間に『あなたでよかった、ありがとう』の気持ちが通い合う」という「第二のわが家」の理念を体現しているかのようです。

温かいチームの中で育つ「頼られる存在」へ

先輩・同僚からのサポートと感謝

上京したばかりの1年目として、津村先生を支えているのは、同僚や先輩保育士の温かいサポートです。

「分からないことは、先輩たちが教えてくれたり、聞きやすい雰囲気もあって、本当に助けられています。特に、保育の中での子どもへの声のかけ方とか、私が苦手な書類やクラスだよりの作り方とかも、ちゃんと細かく教えてくれます。」

また、1歳児クラスには、0歳児からその子どもたちを見てきた「持ち上がり」の先輩先生がいます。

「持ち上がりの先生は、私よりも子どもたちのことをよく知っているので、分からないことはよく聞いています。経験がある方や、その子どもをゼロから見てきた先生が、『こうしたらいいよ』って色々教えてくれるので、とても心強いです。」

園長先生は「お母さん」のような存在

園のリーダーである園長先生は、津村先生にとって「お母さん」のような存在だと話します。

「園長先生は、『お母さん』って感じです。いつも話を聞いてくれて、『こうしたらいいんじゃない?』ってアドバイスをくれたり、心配もしてくれます。」

「帰省して戻ってきた時に、園長先生や先輩が『おかえりー、どうだった?』とか、『良かった、戻ってこれて』って言ってくれるんです。心配して気にかけてくれているのを感じられて、とても嬉しいです。」

この「おかえりなさい」の言葉でホッとする感覚は、「第二のわが家」が持つ温かさでもあります。

将来は「聞きやすい先輩」に

現在はサポートを受ける立場ですが、津村先生には明確な将来の目標があります。それは、後輩にとって「頼られる存在」になることです。
「ゆくゆくは、いろんな年齢を担当できる先生になりたいです。あと、後輩とかから頼られる、『聞きやすい先輩』になりたいと思っています。私自身がいっぱい話して、話してもらえるような人になりたい。その方が、後輩も仕事が楽しいだろうし、その人のためにもなると思うんです。」

働く人を大切にするライクキッズという環境

津村先生は、ライクキッズという会社自体についても言及し、その多様性を評価しています。

「ライクキッズは、いろんな園があったり、学童の運営もしていたり、異動もできるなど、色々な選択肢があるのがすごいなと思います。」 この多様な選択肢がある環境は、「子育ても仕事も夢も。ともに働き、ともに育て、ともに暮らす」という会社の理念にも繋がります。

「まだ自分のキャリアについて迷っている人でも、ライクキッズなら入社後に色々な働き方を見つけられるので、とてもいいなと思います。」

子どもたちの笑顔に支えられて

保育士という仕事について、津村先生は最後に、就職活動をする学生たちへメッセージを送ります。

「大変な仕事だし、悩むこともいっぱいあるんですけど、でも、やっぱり、すごくやりがいを感じられる楽しい仕事だと思っています。園選びでは、自分に合う園をしっかり見つけて、ぜひ保育士になってほしいです。」

そして、彼女の原動力は、今日も変わらず、すぐそばにあります。
「子どもの成長を一番近くで感じられる。子どもたちの笑顔を見れると、『わあ、なんか、今日1日一緒にいてよかったな』って心から思います。この仕事は、子どもたちが本当に可愛いからこそ、毎日頑張れるんです。」

子どもたちの笑顔と成長という何物にも代えがたい喜びを胸に、津村凛果先生は、今日もにじいろ保育園 海岸三丁目で、「第二のわが家」の温かい日常をつくり続けています。

※取材・執筆: 美濃部 哲也(M&I Inc.)


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