ライクキッズ

スペシャルインタビュー

0歳児クラス担任・本間菜々先生が語る、子ども・保護者様・保育士が紡ぐ“第二のわが家”の物語

ライクキッズ株式会社 2023年入社(2026年時点)
本間 菜々さん

東京都三鷹市、緑豊かな環境に佇む、にじいろ保育園三鷹新川。 木の温もりが溢れる園舎に、子どもたちの元気な声が響き渡ります。ここで0歳児クラスの担任を務めるのは、入社3年目を迎える本間 菜々(ほんま なな)先生。「子どもたちの成長が一番たくさん感じられるクラスなんです」と目を細めて語る本間先生の言葉には、保育という仕事への尽きせぬ愛情と、子どもたち、そして保護者様への温かな眼差しが溢れていました。

一人の保育士がどのようにして「保育」という道を選び、子どもたちや仲間と向き合い、そして保護者様と信頼を築いてきたのか。具体的なエピソードと共に、その想いの深層に迫ります。

支える喜びを知った原体験――「可愛い」から「仕事」へ

本間先生が保育士を志したきっかけは、ご自身の幼少期にまで遡ります。

「小さい頃から、自分より年下の子がすごく可愛く見えていたんです。ただ、私の周りには年上の方しかいなくて、なかなか小さい子と触れ合う機会がありませんでした」

憧れにも近い「年下の子どもへの愛情」が確信に変わったのは、中学生の時の職場体験でした。

「1週間ほど、実際に保育園で職場体験をする機会があったんです。そこで0歳から5歳までのいろいろな年齢の子どもたちと触れ合って……。もう、すごく可愛くて。ただ可愛いだけじゃなくて、『やりがいのある仕事だな』と肌で感じました。そこからですね、明確に保育士を目指すようになったのは」

その後、高校に進学した本間先生は、男子ハンドボール部のマネージャーという道を選びます。自らがプレーヤーとして前に出るのではなく、あえて「支える側」を選んだのです。

「自分が主体となるよりは、誰かを支えてあげるほうをメインにしたかったんです。支える側の気持ちや、どんな配慮が必要なのかを知りたいなと思って選びました」

誰かの成長を喜び、誰かが輝くための土台となる。保育士という仕事に通底する「支える喜び」の萌芽は、この頃から確実に育まれていたのでしょう。

その後、保育士と幼稚園教諭の2つの資格を2年間で取得できる専門学校へ進学。そこでも本間先生が重視したのは「人との距離感」でした。

「先生たちとの距離の近さを大切にしました。私が選んだ学校は、教室のすぐ下に職員室があって、何かあった時にすぐ相談しやすかったんです。先生たちも頻繁に声をかけてくれて、プライベートな話から悩みまで、すごく話しやすい空間でした」

安心して相談できる環境、温かな人間関係。それはまさに、現在本間先生がにじいろ保育園で体現している『第二のわが家』のような安心感そのものでした。

画面越しにも伝わった“陽だまり”の温もり

就職活動を迎えた頃、世の中はコロナ禍の真っ只中でした。直接園を訪問して雰囲気を知ることが難しい状況下で、本間先生が出会ったのがライクキッズでした。

「なかなか直接の訪問が難しい中で、ホームページをたくさん調べました。その中で、ライクキッズはホームページに入っただけで、先生たちの子どもへの関わり方や、何を大事にしているか、そして『木の温かさ』がすごく伝わってきたんです。見ただけで『あ、ここだ』って感じました」

運良く見学の機会を得て、実際ににじいろ保育園三鷹新川に足を運んだ時、その直感は確信に変わります。

「もう一つの別の場所も見学したんですが、そこはマンションの中にある園で、園庭がなかったんです。一方、ここは園内に園庭があって、子どもたちがのびのび遊べる環境がありました。何より、部屋に入った瞬間の印象が全然違ったんです」

本間先生は、その時の情景を鮮明に語ります。

「ライクキッズの園は、木の家具が多くて、部屋に入った時に『茶色とオレンジ』の温かい印象が強くて。目で見ても温かいし、実際に働いていても、木と陽の光が入ってくる雰囲気がすごく好きなんです。もう一方の園は、一つの階で完結していて、陽が入らない場所もあって少し暗い印象でした。やはり、こちらのほうが温かく、楽しく、元気に働けると感じたんです」

『まるで、実家に立ち寄るように。』 本間先生自身が、理屈抜きに「帰ってきたくなるような温かさ」をこの園に感じ取ったのです。こうして、本間先生の保育士としてのキャリアがスタートしました。

言葉を超えて通じ合う心――子どもの成長という奇跡

入社して3年。
「大人の3年間と子どもの3年間は、スピード感が全然違う」と語る本間先生の心には、忘れられない子どもたちとのエピソードが刻まれています。

「1年目に担当した1歳児クラスの子の話なんですが、ちょうどお話しし始める時期で。ある女の子が、『先生』という言葉のイントネーションがどうしても『せんせぇ↓』になっちゃう子がいたんです。『ほんませんせぇ↓』って(笑)。その子が今年3歳児クラスになって、久しぶりにお話ししたら、『ほんませんせい、なんとかだね』って、ちゃんとしたイントネーションで話していて。成長するにつれて言葉も変わっていくんだな、すごいなって感動しました」

また、身体的な成長の早さにも驚かされる日々だと言います。

「1歳児クラスの担任だった時に、まだ歩けなくてハイハイやずり這いだった女の子が、今ではもう元気に走って私のところに抱きついてきてくれるんです。『あんなに小さかったのに、こんなに元気に抱きついてくれるようになったんだ』って思うと、本当に嬉しくて……」

一方で、現在担当している0歳児クラスならではの難しさにも直面しています。それは「言葉が通じないもどかしさ」です。

「0歳児クラスを持って一番大変だと感じたのは、食事のあげ方や、『してはいけないこと』の伝え方です。2歳児なら言葉で言えば伝わりますが、0歳児だと強く言っても『え?』という感じで伝わらないこともあって。ご飯の食べ方も、手づかみからフォークへの移行など、言葉で説明できない分、私たちが実際にやって見せて、『モグモグだよ』って必死に口と手を動かして教えてあげて……。今年はそれがすごく大変でした」

しかし、その「必死のコミュニケーション」が実を結んだ瞬間、言葉以上の喜びが訪れます。

「使えるものは全て使って伝えていく中で、子どもたちがそれを覚えてくれた時がすごく可愛くて。『カミカミしてね』って言うと、私の口の動きを真似して一緒にカミカミの動作をしてくれる子がいたり。私が何かをしてあげた時に『ありがとう』って言うと、まだ喋れないのに『ペコっ』てお辞儀をしてくれるんです。『あ、ありがとうが伝わってるんだな』って。言葉はなくても心は通じ合っているんだなと感じて、すごく温かい気持ちになります」

まだ言葉を持たない0歳児と本間先生の間にも、確かな「ありがとう」のキャッチボールが存在しているのです。

「一人じゃない」と思える場所――家族のようなチームワーク

保育の現場は、決して一人では成り立ちません。本間先生がこの3年間で最も強く感じているのは、共に働く仲間たちとの絆、そして園全体を包み込む「家族のような温かさ」です。

「1年目は学ぶことがたくさんあって、2年目はそれをアウトプットして……とバタバタ過ぎていきましたが、3年目の今は、同期と一緒に担任を持たせてもらっています。お互いに違う経験をしてきたからこそ、『こうだね』『こういうこともあるよね』って話し合いがすごくできていて。今はゆったりと、のびのびと保育ができていて、この園を選んで本当に良かったなと感じています」

同期との切磋琢磨だけでなく、先輩や園長先生との関係性も、本間先生にとって大きな支えとなっています。

「先輩の先生方は、私がとっさに分からなくて質問しづらいな、と止まってしまっている時も、すぐに『どうした?』『なんか困ってる?』と声をかけてくださるんです。聞く機会を設けていただけるので、すごく話しやすいですね。行事の準備の時も、クラス単位ではなく、担当ごとに一人ずつ出てきて話し合う形になるので、普段関わりの少ない幼児クラスの先生ともたくさん話し合える環境があります」

そして、園の雰囲気を作っている大きな存在が、園長先生です。

「園長先生は、すごく元気で明るい方です(笑)。私たちが『園長先生、すみません今いいですか?』って言うと、『あ、全然いいよ!』ってたくさん話を聞いてくださいます。急に体調が悪くなった時も、『しっかり体調治してから出ておいでね』って気にかけてくれて。私たち職員の体調も気にかけてくれるし、子どもたちのことも、保護者様のことも、みんなのことを深く想ってくれている。保護者様が『園長先生ー!』って気軽に話しかけていくくらい、関わりが深くて頼もしい存在です」

「何かあったらすぐに相談できる」「お互いを気遣い合う」。それはまさに『子育てに迷ったら、いつでもなんでも相談できる』というライクキッズの想いが、職員間でも実践されているかのようです。

給食室の先生方とも、「この子はこうだよね、だからこうしよう」と密にコミュニケーションを取り合う日々。職種や経験年数の垣根を越えて、全員が「子どもたちのために」という同じ想いで繋がっている。その安心感が、本間先生の笑顔を支えています。

「職員間でも『ありがとう』『ごめんね』『ありがとうございます』って声を掛け合うだけで、心がホッと温かくなるんです。だから、結構意識して言い合うようにしています」

保護者様への「おかえりなさい」に込める想い

保育士にとって、子どもたちと同じくらい大切なパートナーが保護者様です。 『子育ても仕事も夢も。ともに稼ぎ、ともに育て、ともに暮らす。』 そんな忙しい日々を送る保護者様に、本間先生は丁寧に寄り添っています。

「保護者様と関わる時、園の立場としては『サイズが小さいから大きくしてほしい』とか『記名をしてほしい』といったお願い事をしなきゃいけない場面が多々あります。でも、保護者様からしたら、お仕事で疲れてお迎えに来た時に、毎回そんなふうに言われたら嫌になっちゃうんじゃないかな、ってすごく感じるんです」

だからこそ、本間先生はコミュニケーションに独自の工夫を凝らしています。

「まずは『おかえりなさい』って挨拶をして、その後に『今日風が強いですね』といった何気ない会話を挟みます。そして何より大切にしているのが、その子の一日の様子を具体的に伝えることです。 『元気でした』だけじゃなくて、『今日はこうやって遊んで、こんな風に楽しく過ごしていましたよ』とか『こういうことがちょっとずつ出来るようになってます』って。連絡帳だけじゃなくて、口頭でも必ずエピソードを一つは伝えるようにしています」

我が子の成長や、園での楽しそうな様子を聞いて、保護者様がホッと笑顔になる。その信頼関係の土台があって初めて、お願い事も心に届くようになると本間先生は考えています。

定年まで、子どもたちと共に――未来へ続く物語

インタビューの最後、本間先生にこれからの目標を尋ねると、迷いのない言葉が返ってきました。

「定年まで、保育士として働きたいです」

その理由は、とてもシンプルで、かつ力強いものでした。

「子どもといると、すごい元気が貰えるんです。何歳になっても、まだ働けるな、まだ子どもと一緒にいたいなって、今でも思っているので。体力が続く限り、保育士として働き続けたいです。定年後も、保育士の資格を持っているからこそ、保育園じゃなくても児童館や一時預かりなど、子どもと関わる仕事ができればいいなと思っています」
かつて、中学生の時に感じた「年下の子が可愛い」という純粋な想い。それが「支える喜び」へと進化し、今、「生涯の仕事」としての覚悟に変わっています。

最後に、これから保育士を目指す人たちへのメッセージを伺いました。
「乳児や幼児が好きで、子どもと関わって仕事がしたいと思っている方へ伝えたいのは、確かに大変なこともたくさんある仕事だということです。でも、周りの先輩方や園長先生に支えていただければ、すごく充実した仕事ができると思います。 子どもたちから元気を貰えて、成長に感動できて、たくさんの『ありがとう』が溢れている場所です。ぜひ、『保育士へようこそ』って歓迎したいですね」

子どもたちの「第二のわが家」であると同時に、働く保育士にとっても「第二のわが家」のような温かい居場所であること。本間先生の言葉からは、にじいろ保育園が、子ども、保護者様、そして保育士、みんなにとっての「帰るべき場所」であることが伝わってきました。木漏れ日のような優しさに包まれたこの場所で、子どもたちの健やかな未来が、本間先生のような温かい手によって、ゆっくりと、大切に育まれています。

聞き手・執筆:美濃部 哲也(M&I Inc.)

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