ライクキッズ

スペシャルインタビュー

子どもたちと共に「博士」になり、仲間と共に「第二のわが家」を創る――探求心の土台を育む、中川乙花先生の保育への想い

ライクキッズ株式会社 2023年入社(2026年時点)
中川 乙花さん

東京都大田区にある、にじいろ保育園大岡山。ここで2歳児クラスの担任を務める中川 乙花(なかがわ おとか)先生は、もうすぐ入社4年目を迎えようとしている若き保育士です。秋田県で生まれ育ち、子どもたちへの純粋な愛情を胸に上京しました。

子どもたちの「好奇心」に寄り添い、同僚や保護者様と温かい信頼関係を築きながら歩む彼女の姿は、まさにライクキッズ株式会社が掲げる「第二のわが家」という理念を体現しているかのようです。子どもたちの未来を「キラキラしている」と語る中川先生の、情熱と温もりに満ちたエピソードを紐解いていきます。

「子どもが近くにいる人生がいい」――秋田から東京へ、夢への第一歩

中川先生が保育士という職業を意識し始めたのは、ご自身がまだ小学生だった頃に遡ります。

「小学校の時、縦割りの行事で2年生のお世話を6年生がする機会があったんです。その時、小さい子の面倒を見るのって好きだな、可愛いなって心から思ったんです」

その原体験は、中学時代の職業体験を経て、高校3年生での進路決定へと繋がっていきました。「将来、どんな職業に就くかを考えた時、子どもたちが近くにいる職業がいいな、とずっと思っていました」。そうして迷わず選んだ保育の道。地元秋田を離れ、青森の短期大学で保育士資格を取得した後、彼女は大きな決断をしました。それは、東京で就職することでした。

「働きはじめるという人生の大きな区切りにおいて、一度東京に出てみたいという気持ちがありました。出るなら今しかない、と思って」

数ある保育園の中から彼女が選んだのは、ライクキッズが運営する「にじいろ保育園」でした。その決め手となったのは、長く働き続けられる環境と、ご自身の目指す保育との合致だったといいます。

「(ライクキッズには)保育園がたくさんあるので、もしひとつの場所に留まるのが難しくなっても、異動という選択肢があります。それは、会社という大きな『家』に長く居続けられる安心感に繋がりました。それに、子どもの興味に合わせて、一人ひとりに寄り添った保育ができる自由な雰囲気にも惹かれました」

ひとつの園に縛られず、同じような価値観をもつ仲間がいる組織で長くキャリアを積みたい。その想いは「ライフステージの変化によって諦めざるえないことを諦めなくてもよくなるように」というライクグループが大切にしている考え方と重なります。こうして、中川先生の東京での保育士生活が幕を開きました。

「先生だけに教えるね」――子どもたちからの信頼と愛を感じる瞬間

現在、2歳児クラスを担当している中川先生。18名の子どもたちを保育士3名のチームで保育する日々は、発見と喜びに満ちています。2歳児といえば、言葉が発達し、大人とのコミュニケーションが豊かになってくる時期です。

「子どもたちと接している時が本当に楽しいんです。『乙花先生!』って駆け寄ってきてくれたり、『一緒に遊ぼう』と誘ってくれたり。そんな日常のひとコマひとコマに幸せを感じます」

中川先生の表情がひときわ緩んだのは、あるエピソードを語ってくれた時でした。

「ある子が『先生だけに教えるね』って、こっそり内緒話をしてくれたことがあったんです。その時、ああ、信頼してもらえているんだなって、子どもたちからの愛を強く感じました」

まだ拙い言葉で一生懸命に伝えようとする子どもたちの姿、その言葉の選び方の可愛らしさ。それらすべてが、中川先生にとっての癒やしであり、活力源となっています。「この子たちの保育士でよかった」。そう思える瞬間が、毎日の中に散りばめられているのです。

子どもたちと一緒に「博士」になる――未来を拓く探究心の土台づくり

中川先生が保育において最も大切にしていること、それは「子どもたちの興味や好奇心に寄り添い、一緒に世界を広げていくこと」です。彼女は自身と子どもたちの関係を、単なる「先生と園児」ではなく、共に探究する「研究者仲間」のように捉えています。

「子どもたちが好きなものを目の前にした時、私も一緒に調べていく時間がすごく楽しいんです。子どもたちと一緒に『博士』になっていけたらいいな、って。子どもたちが持っている『気づく力』って本当にすごいんです。小さな虫を見つけて大喜びしたり、道端の葉っぱ一枚にも発見を見出したり。その感性を伸ばしてあげたいんです」

現代社会では、分からないことがあればインターネットやAIですぐに答えが見つかります。しかし、中川先生は「自ら不思議に思い、調べ、発見する」というプロセスこそが重要だと考えています。

「これからの時代、AIに仕事が奪われるなんて言われますけど、探求心を持って自分で研究したり考えたりする力があれば、そんなことはないと思います。子どもたちの未来は、キラキラしている。子どもには未来しかないと思っています」

保育園で過ごす時期は、人間としての土台が決まる極めて重要な時期です。「探求心」や「好奇心」という心の根っこを太く育ててあげたい。友だちとの関わりも、新しい知識との出会いも、すべてはこの土台の上に築かれます。

「子どもたちの可能性を少しでも広げていくための土台作り。それが私の使命だと思って、毎日子どもたちと向き合っています」

園長先生は「大きなお母さん」――安心できる「第二のわが家」

ライクキッズのステートメントにある「第二のわが家」。それは子どもたちにとってだけでなく、働く保育士にとっても同じです。中川先生の語る職場環境のエピソードからは、スタッフ同士の家族のような温かいつながりが浮かび上がってきます。

まず、園長先生の存在について尋ねると、中川先生はこう答えました。
「園長先生は、私たちにとって、『大きなお母さん』みたいな存在です」

保育で壁にぶつかった時、すぐに助け舟を出してくれます。迷った時には的確なアドバイスをくれます。そして仕事の話だけでなく、プライベートな話も自然にできる距離感があるといいます。

「気になったことはすぐに『これ何ですか?』って聞けるような、近しい距離感なんです。園長先生の飼っているわんちゃんの話を聞いたり、家族の話をしたり。本当に頼りになる、大きなお母さんですね」

そして、共に働く同僚の先生たちとの関係もまた、中川先生にとってかけがえのないものです。

「他の先生たちとは、友だちに近い感覚です。もちろん仕事上の敬語や礼儀はありますが、仕事終わりに食事に行ったり、飲みに行ったり。休日には『遊べますか?』って連絡を取り合って、一緒に出かけたりもします」

先輩後輩の垣根を超えて、プライベートでも時間を共有できる仲間たち。職場に行けば、心を許せる仲間がいる。困った時には守ってくれる「お母さん」がいる。この安心感があるからこそ、中川先生は笑顔で子どもたちと向き合うことができるのでしょう。

「先生の連絡帳をいつも楽しみにしています」――保護者様との心の交換

「第二のわが家」を実現するためには、保護者様との信頼関係が欠かせません。中川先生は保護者様を「同じ子どもを見守るパートナー」として尊敬し、日々のコミュニケーションを大切にしています。特に力を入れているのが「連絡帳」です。

「お迎えの時の『元気でしたよ、さようなら』だけじゃなくて、今日その子がどんな遊びをして、どんな表情を見せたのか。具体的なエピソードを一つでも多く伝えるようにしています。お仕事中のお父さんお母さんが、保育園での我が子の姿を想像できるように」

その想いが保護者様に届いたことを実感した、忘れられない出来事があります。

「ある時、お迎えにいらした保護者の方から声をかけられたんです。『先生の連絡帳をいつも拝見していて、子どもの様子が本当によく分かって嬉しいです。』『おばあちゃんも連絡帳を読むのを楽しみにしてます。本当にありがとうございます』って。また、他の保護者様からも『先生の書いてくれる連絡帳を見て、いつも安心しています』と言っていただけて。そういう時は、本当に嬉しいですね」

自分の想いが伝わっている。自分の保育を見てくれている人がいる。その実感は、保育士としての自信と誇りに繋がっています。

「子どもと親と保育士。この三者の間に『あなたでよかった、ありがとう』の気持ちが通い合う」。ライクキッズのステートメントにあるこの言葉通りの光景が、中川先生の日々の中には確かにあるのです。

これからも、子どもたちと共に。

入社4年目を目前に控え、中川先生はこれからも現場で子どもたちと関わり続けたいと願っています。

「子どもたちの興味に合わせて、遊びをもっともっと広げていける先生になりたいです。子どもたちが見つける小さな『不思議』を一緒に面白がって、一緒に調べて。そうやって、子どもたちの世界を広げるお手伝いをしていきたい」

大好きな子どもたちに囲まれ、信頼できる仲間たちと笑い合い、保護者様と共に成長を見守る。中川先生が働くにじいろ保育園大岡山は、関わるすべての人にとっての温かい居場所、「第二のわが家」となっています。

インタビュー中、何度も「楽しい」「可愛い」という言葉を口にされていた中川先生。その言葉の端々から、保育という仕事への誇りと、子どもたちへの深い愛情が伝わってきました。

AI時代だからこそ、人間らしい「探求心」を育みたいという教育観は、若手ながら非常に芯の通ったものです。園長先生を「大きなお母さん」と慕い、同僚と休日も過ごすという関係性は、まさにライクキッズが目指す「第二のわが家」そのもの。この温かい空気が、子どもたちの健やかな成長を支えているのだと確信しました。

「子どもたちの未来はキラキラしている」。そう語る中川先生の瞳もまた、希望に満ちて輝いていました。彼女が蒔いた探求心と好奇心の種は、きっと子どもたちの未来で大きな花を咲かせることでしょう。

聞き手・執筆:美濃部 哲也(M&I Inc.)

RECOMMEND